医療情報
2006年11月号掲載記事
週1回の骨粗鬆症治療薬
週1回だけのむ 骨粗鬆症治療薬があります。
2006年9月から処方可能に
『フォサマック錠(ボナロン錠)35mg』。なんといっても最大の特徴は週1回1錠の服用で済むこと。気になる効果と安全性についても、従来タイプの毎日服用『フォサマック錠(ボナロン錠)5mg』と変わらないことが国内の臨床試験で認められています。
患者さんの負担が大幅に軽減されるかもしれません。
こんな方に
- 現在治療中で「毎日飲み続けるのはちょっと・・・」とお感じの患者さん
- 過去に「飲みにくい」など様々な理由で服薬をあきらめた経験のある患者さん
- これから治療をはじめる患者さん
1週間のうち1日だけ飲む曜日を決めて、さあ治療を始めましょう!
服薬継続率の向上
骨粗しょう症のお薬による治療は、ある程度ながい期間をかけるのが一般的です。ですから決められた用法用量をきちんと守り飲み続けることが何より大切なことといえます。
「1日1回錠と週1回錠、どちらがより便利ですか?」という質問に対して、週1回錠と回答した患者さんが89%を占めたという海外報告があります。みなさんはいかがでしょうか?
治療の目的は骨折を防ぐこと
国内の骨粗しょう症患者さんは高齢化とともに急増していて、その数は1000万人を上回ると推測されています。背中の曲がりや骨折でなかないために、まずはお医者さんに相談、ご自身にあった治療を行いましょう。