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ご近所あら!さがし

ひもんやだより2009年9月号掲載

第24回 タイ国屋台料理「ソンクラン」

「ソンクラン」は学芸大学で、本格的なタイ料理が食べられるお店です。

タイ料理というと、とびっきり辛くて甘酸っぱく、香菜の独特の香りのする料理、という印象ですが、タイは食材が豊富で、地域によって食文化に特色のある国で、中国、インド、アラビア、ヨーロッパの料理を取り入れながら発達しているので、実は多種多様です。

タイ国屋台料理の看板を掲げている「ソンクラン」では、そんなバリエーションに富んだタイ料理を、手ごろな値段で楽しむことができます。

お店の1番の人気メニューは「グリーンカレー」、さわやかな辛さと程よい酸味、ココナッツミルクの甘さがミックスしたスープが、鶏肉に染込んで絶妙なコクを醸し出す、いわゆるタイカレーの定番です。2番目はガッパオ。ひき肉のバジルの炒めをのせたライスの上に、さらに目玉焼きがのっていて、黄身の甘みとひき肉の辛さをライスに絡めていただきます。そして3番目。タイ料理といえば、の「トムヤムクン」。辛さが心配な方は、調整してもらえるので、ご安心を。

「料理の価格はリーズナブルですが、食材は本場のものを買い付けて使っています。特にライスは、カオ・ホマリという、タイ米でも高級品種を使っていて、上品な香りと程よい粘りがあり、日本人好みの味です。ちなみにばさばさしていて日本人には不評なのは、カオ・タマダーという品種です」

オーナーの渡辺さんは、タイ料理好きが嵩じてお店を開いたいきさつも、お話ししてくださいました。

大学を卒業後、信用金庫の営業マンをしていた渡辺さんが、料理長のポンさんと出会い、学芸大学に店舗がみつかり、友人と二人でお店を開いたのが、5年前の4月。「ソンクラン」とはタイの旧正月のこと、お店を契約した日がちょうどタイの旧正月にあたっていたことから名付けられました。実にいいネーミングです。

開店して5年、ずっと料理長を続けているベテランコックのポンさんの作る本格タイ料理に常連客も増え、今では学芸大学の人気店になりました。週末の夕方8時頃は混雑しているとのことなので、スタッフとお話をしながら、ゆっくりとタイ料理を楽しみたい方は、この時間帯は避けましょう。

それから、「ソンクラン」はお酒好きにもたまらないお店です。

タイビールの定番の「シンハー」、そして「チャーン」だけでなく、現地でも知っている人の少ない「プーケットビール」を飲むことができます。その他、タイのスパークリングワイン「SPY」、タイのウイスキー「メコン」も揃っていて、料理だけでなく、お酒も本場を堪能できます。

「ソンクラン」は、学芸大学西口商店街の最初のT字路、ラーメン屋さんと東京三菱UFJ銀行のATMの間の道を右折してすぐ、喫茶店と理髪店の間の階段を上った2階です。赤青白のタイの国旗が目印です。

タイ国屋台料理 ソンクラン

<所在地>
目黒区鷹番3-7-4五十嵐ビル2F
TEL:03-5721-2139
不定休
ランチタイム 11:30〜15:00
ディナータイム 17:30〜25:00(24:00 L.O.)

URL: http://www.waiwaithailand.com/songkran/