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ご近所あら!さがし

ひもんやだより2007年11月号掲載

第12回 アルフレッサ城南事業所 新社屋

今年の夏にできた、目黒本町2丁目の「アルフレッサ株式会社」の城南事業所新社屋を紹介します。

支店長の竹中さんと、目黒課課長の金子さんにお話を伺いました。

最近この界隈で、白い車体に「alfresa」と書かれたミニバンや軽自動車を見かけることが多くなりましたが、アルフレッサがどんな会社なのか、不思議におもわれている方もいらっしゃるとおもいます。

アルフレッサは、医療用医薬品を専門に扱う企業で、製薬会社などから医薬品や検査試薬・医療機器などを仕入れ、病院や診療所、調剤薬局等に卸す、医薬関連の卸売販売の会社です。社名の「alfresa」とは、エスペラント語で「All Fresh」という意味。

「城南事業所」が目黒本町のこの地にできたのは、担当地域である目黒・品川・大田・渋谷・港各区のほぼ中心に位置し、大学病院や大病院が近くにある、また製薬会社(目黒化工株式会社)の工場跡地だったためです。

医薬品は、国内約230の製薬会社から、1日に20台ほどのトラックや、宅急便などで、全国から運ばれてきます。そして、ほぼ毎日100台あまりの車で、5区内の医療機関(その数は3300〜3500)へ届けるのだそうです。田向公園の信号に、「alfresa」と書かれた車が列になっていたり、最近トラックの出入りが増えたりしたのは、こういうわけだったのです。当ひもんや内科・消化器科診療所も、1日に2回定期的に届けてもらっています。

配送時の交通安全には特に気を使っていて、新支店ができてから4ヶ月で、車体をこすってしまった以外は、無事故。また営業車両には、地元警察から依頼を受け、「こども100番」のステッカーを貼っています。これは、子どもを犯罪から守る運動で、子どもがトラブルに巻き込まれそうになったとき、一時保護と110番等への連絡をします。この界隈は子供の多い地域なので、ありがたいことです。また、災害時に、医療機関へ医薬品を届ける緊急車両の登録を受けています。

事務所でお話を伺った後、1階の倉庫で、配送担当者が伝票を見ながら一品一品確認している様子を見学しました。広い空間に、たくさんの棚が並んでいて、配送先ごとの箱が置いてあります。医薬品や検査試薬などの箱は、大きさも形もまちまちなので、すべて手作業になるそうです。

最後に、裏手の小さな緑のスペースを案内してもらいました。地域の人たちの憩いのスペースになってほしいとのこと。

お散歩のついでに立ち寄ってみてください。

木はまだ小さいですが、これから四季折々、いろいろな顔を見せてくれそうです。

アルフレッサ株式会社 城南事業所

<所在地>
〒152-0002 東京都目黒区目黒本町2-18-16

URL:http://www.alfresa.co.jp/