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ご近所あら！さがし

ひもんやだより2009年7月号掲載

第22回「Sweetsさつき」

平成21年5月5日にオープンの「Sweetsさつき」は、円融寺裏門通りにある、赤い瓦のひさしと石灯籠が目印のお店です。

和菓子屋さんをおもわせる佇まいですが、ケーキ屋さんです。

暖簾をくぐり、店内に入ると、ショーケースの向こうで、奥さまの春香さんが笑顔で迎えてくださいました。

奥はガラス張りの厨房で、ご主人の雅之さんの仕事ぶりをみながら、ケーキを選ぶことができます。

小林さんご夫妻にお話を伺いました。

ご主人の作るケーキは、誰もが知っている素材を使い、シンプルに仕上げられています。ネーミングも、できるだけ素材がわかりやすいように、難解なフランス語などは使わず、シンプルにしているとのこと。出来上がったケーキのすべてを奥さまがチェックし、ＯＫのサインが出たものだけが、お店に並べられます。

「ピンクグレープフルーツ＆マンゴー」は黄色系で見た目の涼しげなケーキです。甘酸っぱいフルーツの味わいに、ココナツの香りと歯触りが楽しめる、私の一押しです。

屋号を冠した「さつき」には、白いドーム状のムースの中に甘酸っぱい真っ赤な木イチゴのピュレが隠れています。

注文が入ってからクリームを詰めるシュークリーム、クリームは、１．生クリーム　２．カスタード　３．生クリーム＆カスタードの３種類から選ぶことができます。

毎日１０種類ほどが作られるので、店頭に並ぶケーキは日によって多少ちがっているとのこと。これもちょっと楽しみですね。

パンも2種類だけ焼いていて、15：00から販売していますが、夕方には売り切れてしまうことが多いそうです。

「さつき」という名前は、雅之さんのご両親が、この場所で営まれていた仕出しのお弁当屋さんの屋号を継承したもの。きみどり色のふたばのマークには、夫婦二人で力を合わせてお店を育てていきたいという願いが込められています。

お話を伺っている間にも、４組のお客さんが続けて来店し、春香さんと親しげにお話ししながら、ケーキやパン、焼き菓子を選んでいかれました。

開店2ヶ月で、もうすっかり碑文谷にとけ込んでいるケーキ屋さんです。