新型コロナウイルス感染症に対して、今できること - Part II
世界的な流行の中、今のところ日本は奇跡的に感染拡大を免れていますが、海外での状況を考えるといつ患者さんが急増してもおかしくない状況です。
当院は通常の診療を継続していますが、ご来院すべての方の症状をあらかじめ伺ってから、院内に入っていただくこともできませんので、呼吸器感染症が疑われる患者さんと、それ以外の患者さんとの動線を完全に分離することはできておりません。
医療機関からの感染拡大の報告もありますので、感染が疑われる方、ご心配な方は、まずは区、都、厚生労働省の相談窓口をご利用いただきたく、お願い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症に関する一般相談窓口
目黒区保健所保健予防課感染症対策係
電話 : 03-5722-9866
受付時間 : (平日)8時30分~17時
東京都 電話相談窓口
電話 : 03-5320-4509
受付時間 : (毎日)9時~21時
厚生労働省 電話相談窓口
電話 : 0120-565653
受付時間 : (毎日)9時~21時
新型コロナウイルス感染症に感染した疑いのある方の相談窓口
目黒区保健所 帰国者・接触者電話相談センター
電話 : 03-5722-9089
受付時間 : (平日)9時~17時
都・特別区・八王子市・町田市 合同電話相談センター
電話 : 03-5320-4592
受付時間 : (平日)17時~翌9時、(土日祝)終日
とはいえ、花粉症のシーズンですし、軽度の発熱や咳で来院されるかかりつけの方もいらっしゃいます。その中に新型コロナウイルス感染症の患者さんがいないとも限りませんし、腹痛など呼吸器症状で来院される患者さんや、まったく無症状で高血圧や糖尿病で通院されている患者さんに、感染者がいる可能性もあります。
可能性を考え出すときりがないのですが、万全とはいえませんが、以下、リスクリダクションとして当院が行っていること、お許しいただきたいこと、そしてお願いです。
マスク、ゴーグル着用での診療をお許しください。
PC画面から視線を外さない、患者さんを正視しない問診をお許しください。
お互いに直接飛沫が届かない角度にいることが大切です。
必要最低限の会話での診療を行っています。
お孫さんやわんちゃんのお話は、流行が一段落したらゆっくりきかせてください。
お耳の遠い方は、補聴器を忘れずご持参ください。
お互いに大きな声を出さないことが大事です。
お熱のある方、咳のたくさん出る方は、事前にお電話いただき、来院時にはインタホーンで知らせてください。
待合室ではなく奥のお部屋にご案内いたします。
きるだけ受診者おひとりでご来院ください。
予約システムをご利用いただき、呼び出されてからご来院ください。
院内滞在時間をできるだけ少なく。
待合室の雑誌、新聞は撤去いたしました。
待合室の給水器は受付の内側に移動しました。
お水をご希望の方は受付にお申し出ください。
調べればわかる情報、相談窓口ですべき質問などは、できるだけネット、担当部署への電話で解決してください。
診察室、受付での会話はできるだけ少なくしたいのです。
渡航歴や感染者と接触のない無症状、軽症の方に、PCR検査を受けられるように紹介状を書くことはできません。PCR検査は万能ではありません。
感染を疑う履歴、症状があった方に対して、時には複数回実施して、診断に至る場合もあるというアナログな検査です。感染、未感染をデジタルに分離できるスクリーニング検査ではありません。
マスク、消毒資材は当院でも入荷がなく枯渇しつつある状況です。
花粉症だから、喘息だから、この咳はちがう、は通用しません。
花粉症や喘息の方は新型コロナウイルスに感染していないとはいいきれません。何が原因であっても、咳は飛沫感染のリスクとしてご配慮ください。
咳、熱で来院された患者さんは、胸部レントゲン検査と採血で白血球数(粒状球数、リンパ球数)を検査しています。
肺炎の確認と、新型コロナウイルス感染ではリンパ球が減少することが多いと報告されていますので、補助診断になります。これらは院内で即時に結果が出ます。若干いつもの風邪で受診したときより自己負担額が高くなってしまいますが、ご容赦ください。
糖尿病、高血圧など生活習慣病で、症状が安定していて、継続処方をご希望される方は、あらかじめお電話ください。
前もってお薬を準備しておくことで、待合室での待ち時間を減らすことができます。
暖かくなってきました。人ごみを避けて、外を歩きましょう。
解析していないので正確な情報ではありませんが、糖尿病の数値が全般的に上昇傾向です。運動不足が原因とおもわれます。また日光にあたらないと骨粗しょう症が進行します。運動不足で生活習慣病が悪化して免疫力が下がると、感染症のリスクが上がります。
ページ先頭へ