鼻洗浄でインフルエンザ予防、花粉症対策
風邪の細菌やインフルエンザのウイルスは、鼻やのどの粘膜に付着し、体内に入り込みます。
花粉症は鼻の粘膜に花粉が付着することで起こります。
のどをうがいするように、鼻の中に付着した花粉や菌を洗い流すことができれば、風邪、インフルエンザ、そして花粉症の予防になります。
鼻は、「エアコン(温度調節)」「スチーム(加湿)」「フィールター(清浄)」という機能を持った大事な器官。
鼻を洗浄し、鼻粘膜に付着した異物を洗い流すことで、(1)花粉・ウイルスの除去、(2)詰まった鼻水の除去、(3)鼻がすっきり気分爽快、という3つの効果があります。
鼻洗浄にはハナクリーンを
ハナクリーンは専用洗浄剤(成分:塩化ナトリウム・メントール・ペパーミント)を使用する、鼻洗浄のための専用器機です。
医薬品を使わないので、妊娠中の方やお子様におすすめです。鼻をかめれば、どなたでも使用できます。ただ、子どもが使う場合は、必ず保護者の指導のもとで行い、風邪をひいているときや中耳炎を起こしやすいお子様は、医師に相談の上で使うようにしてください。
当院では、ハナクリーン、専用洗浄剤サーレを割引価格にて販売しています。受付にてご相談ください。
鼻洗浄体験記
体温より少し高めの40℃位の微温湯をハナクリーンEXのタンクに入れ、専用洗浄剤を溶かし、ノズルをセットします。
鼻腔にノズルを当てて、前屈みの姿勢で「エ~」と声を出しながらゆっくりとポンプを押します。(前屈みの姿勢で声を出しながら洗浄を行うのは、気管に入ってむせてしまわないように、耳への圧力がかかりすぎないようにするため)温かい洗浄液が鼻に入ってきますが、専用洗浄剤を用いると洗浄液は生理食塩水と同じ濃度になり、鼻に水が入ったときの痛み、刺激はほとんどありません。
鼻から入った洗浄液は、鼻の奥まで届き、反対側の鼻孔や、鼻の奥を通って咽頭へ流れ口から流れ出てきて、鼻の奥がすっきりします。
左右数回ずつ交代に洗浄します。
携帯用のハナクリーンSは、ポンプではなく、本体を押して洗浄液を流します。
※詳しくはハナクリーンのサイトをご覧ください
ハナクリーンQ&A
鼻洗浄って“つ~ん"としない?
冷たい水が入ったり(温度)、人間の体液と同じ浸透圧でなかったり(濃度)、自分の力で無理に吸い込んだり(水圧)このような条件で鼻洗浄を行うと痛みを感じるだけでなく、中耳炎などの事故を起こすことも考えられます。
この3つの条件を適切に調節することで、安全で“つ~ん"としない鼻洗浄が行えます。
鼻に入った洗浄液はどこから出るの?
- 洗浄液を入れた鼻孔より流れ出る。
- 反対側の鼻孔へ流れ出る。
- 鼻の奥を通って咽喉へ流れ口から出る。
洗浄液の出てくる場所には個人差があります。
1.~3.のどこから出ても問題はありません。
1.や2.でも十分に洗浄はできています。
無理に口から出そうとして吸い込みながら洗浄したり、反対の鼻の穴を塞ぎながら洗浄したりすると、耳や気管に洗浄液が入ってしまう ことがありますので絶対にやめてください。
洗浄液が一部鼻の奥に残り、しばらくして出てくることがありますが問題はありません。
気になる場合は洗浄後に頭を前後に振ったり、軽くジャンプするなどすると出てくることがあります。
なぜ洗浄剤「サーレ」を使用するの?
「サーレ」は洗浄液を体液と同じ浸透圧濃度にし、“つ~ん"とする痛みを防ぐことに加え、鼻粘膜への刺激を減らす役割があるので必ず使用してください。また、香料としてメントール、ペパーミントが配合されているので爽快感も得られます。1回ごとのアルミパック包装になっているので保管や衛生面などでも安心です。
洗浄液は飲んでしまっても大丈夫?
「サーレ」の成分は99%以上が塩化ナトリウムで、香料としてメントール・ペパーミントが微量入っています。洗浄液は1%の食塩水と同じものなので飲み込んでしまっても安全です。
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