ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2023年6月号

一般投句

  • 捨てられず又手を通す更衣
    畑山 則子
  • 青鷺の執事のごとき佇まひ
    戸上 和
  • 大空へ子らの夢のせ鯉のぼり
    村上 允子
  • 初夏の荒磯に拾ふ石一つ
    長島 ちよ
  • 水底の石の眼ひかる水芭蕉
    佐藤加代子
  • 紫陽花や主なき家の主のごと
    木村 遊風
  • 旅先の話聞きつゝ胡瓜もむ
    菊池 道江

向原喜楽会

  • ものの芽に名を尋ねたし散歩道
    鈴木恵美子
  • 草むらに顔出しはじめつくしんぼ
    山崎 浦子
  • 春爛漫侍ジャパン一丸と
    津川 志津
  • 水温む太公望の賑はしく
    藤原和歌子
  • 湖を姿見にして初桜
    笹島美和子
  • 川沿ひに河津桜と菜の花と
    吉田 新子

竹の子会

  • 春浅し大気に色と香りあり
    苅野 玲子
  • 山裾に続く轍や春浅し
    渡辺 幸江
  • 吉報も届きて天皇誕生日
    千葉ゆり子
  • 日の差して雪解雫の音速し
    安達久美子
  • ものの芽のほぐれるかすかな音かとも
    苅野 節子

ミモザ会

  • 蓮蕾女人合掌するごとく
    三国 紀子
  • 田植どき夜はどの田にも星沈み
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • 枇杷一樹一向に採る気配なく
    黒澤三主寿
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