ひもんや俳壇
2022年6月号
一般投句
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路地通り水鉄砲の標的に畑山 則子
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硝子窓つたふ雨滴や走り梅雨戸上 和
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牡丹散る水に夕べのいろ残し佐藤加代子
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緑蔭に入りてコーラス始まりぬ長島 ちよ
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軽々とカラ馬二着皐月賞辰馬 京子
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蕾まで凛と古刹の牡丹かな木村 遊風
向原喜楽会
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昨日より今日ふっくらと梅蕾鈴木恵美子
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お守りを受くる天神梅真白笹島美和子
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燕飛ぶお濠の風を受けながら仲島 信
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朝日さす湖畔の宿の山桜吉田 新子
竹の子会
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浮氷堰を流れて淵に寄る苅野 玲子
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「再会」と彫られし墓石梅真白渡辺 幸江
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冴返る延ばしのばしの庭手入れ千葉ゆり子
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裾上げとゼッケン付けの針納む安達久美子
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梅林のさきがけて咲く梅真白苅野 節子
ミモザ会
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あぢさゐが旧街道の右ひだり佐々木巴里
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紫陽花の今紺碧の空の色三国 紀子
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団欒や等しく分けてさくらんぼ石橋万喜子
黒澤三主寿
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籠り居の何時までつゞく冴返る黒澤三主寿