ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2020年8月号

一般投句

  • ガーデニングのはじまりはゼラニューム
    富所 敬子
  • 雨粒をつけて蜘蛛の囲吹かれをり
    畑山 則子
  • 白絣兄の遺品のハーモニカ
    辰馬 京子
  • 人声をどこかに夏の山下る
    佐藤加代子

向原喜楽会・原町さくら会

  • 浴衣裁つ娘気遣ふ母の顔
    安藤 虎雄
  • 紫陽花のひと色変へて雨上がる
    鈴木恵美子
  • 晩学の辞書かたはらに若葉風
    笹島美和子
  • 蜃気楼タンカー横切る日本海
    仲島 信
  • 文月や筆まめの夫偲びけり
    譲原 節子
  • 秋の声早聴く頃となりにけり
    中村 常子
  • 気に入りの浴衣も仕舞ひ又来年
    小林 智子

竹の子会

  • 色見本のごとくに若葉山染めて
    苅野 玲子
  • 一本のカーネーション手に男の子
    渡辺 幸江
  • 静もれる自粛の中の端午の日
    千葉ゆり子
  • 女性誌にサラダ特集夏に入る
    安達久美子
  • 道端につゝましく揺れ姫女菀
    苅野 節子

ミモザ会

  • 足元に犬もおすわり夕端居
    佐々木巴里
  • 街騒をまぬがれがたき端居かな
    三国 紀子
  • 朝顔の風をはらめる紺の色
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • 籠居に飽きて新茶の封を切る
    黒澤三主寿
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