ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2020年5月号

一般投句

  • スキップを踏んでもみたく芝桜
    畑山 則子
  • 満開の桜かくしの遅き雪
    戸上 和
  • 新緑のひかりあまねき神の域
    佐藤加代子
  • あきらめてをれば胴吹桜かな
    辰馬 京子
  • ウイルスに籠りゐる間の花筏
    木村 遊風

向原喜楽会・原町さくら会

  • 源平の梅山内を競ひ咲く
    安藤 虎雄
  • 落椿昨日のまゝの遊歩道
    鈴木恵美子
  • 春泥や轍を消してゆく轍
    笹島美和子
  • 前掛に手の染まるほど草を摘む
    仲島 信
  • 豆を撒く声の聞かなくなりにけり
    譲原 節子
  • ヒヤシンス花の重さに首垂れて
    中村 常子
  • 兄弟で仲良く作る雪だるま
    小林 智子

竹の子会

  • 凍解や星も緩んでひろがりぬ
    苅野 玲子
  • バレンタイン待ちわび八十路の恋心
    渡辺 幸江
  • 蕗の薹朝日を浴びて顔を出す
    千葉ゆり子
  • 梅の花筆の伸びやかご朱印帳
    安達久美子
  • 敷石のつぎ目つき目に草萌ゆる
    苅野 節子

ミモザ会

  • 疎開地で飢ゑし日のことこどもの日
    佐々木巴里
  • 椎の花こぼれ香りて見上げらる
    三国 紀子
  • 雨上る八十八夜の樹のかをり
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • 丘起伏梅の遅速のありにけり
    黒澤三主寿
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