ひもんや俳壇
2018年12月号
一般投句
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十三夜雲に覆はれ雨となり富所 敬子
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快癒謝すお参り今日は七五三滝口 智子
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思はざるところに野菊足を止め畑山 則子
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紅葉狩舞台の鬼女の朱の袴戸上 和
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晩秋や降り立つ駅は雨に濡れ清水 悠子
向原喜楽会・不動会・原町さくら会
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大空がカンバスとなる鰯雲安藤 虎雄
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リハビリの窓ゆったりと鰯雲鈴木恵美子
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一房は摘まめる高さ山葡萄笹島美和子
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鉢増ゆるこの実千両置きどころ吉田 新子
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若き日の大志はいづこ秋立ちぬ川部 義明
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蜩の途切れとぎれに遠ざかり仲島 信
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とれたての菊とて宿の菊膾三浦 絢子
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明治節と頑固を通す文化の日藤田 静枝
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樹下を染め金木犀のこぼれ花森崎 富貴
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朝露の肩にかヽりて鋏止め譲原 節子
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次々と裸神輿のすさまじさ中村 常子
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運動会とりどり弁当舌つづみ小林 智子
竹の子会
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秋風にさわぐ暦の薄さかな苅野 玲子
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山路行く淋しき風の吾亦紅渡辺 幸江
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日々変はりゆくこと速し薄紅葉千葉ゆり子
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秋風に揺れてものみな色を変へ安達久美子
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いなご炊くこの時季のみの故郷料理苅野 節子
ミモザ会
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小春日やゴッホ目当ての美術館佐々木巴里
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山茶花の存在しかと金の蘂三国 紀子
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そぞろ寒塾に来る子と帰る子と石橋万喜子
黒澤三主寿
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刻々と暮るゝ東京鳥渡る黒澤三主寿