ひもんや俳壇
2018年9月号
一般投句
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片蔭をひろふ買物帰りかな滝口 智子
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砂浜に波追ふ子等や鰯雲畑山 則子
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川音を耳に流しつ鮎料理戸上 和
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刻惜しみ蝉夜中まで鳴き続け清水 悠子
向原喜楽会・不動会・原町さくら会
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庭の枇杷種は大きく実は小さく安藤 虎雄
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夏草のたくましこんな処まで鈴木恵美子
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笹の葉のゆれヽば縮むかたつぶり笹島美和子
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鰻やの列眺めつヽ通りけり吉田 新子
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祝はれて父の日家族と共にあり川部 義明
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ふるさとや守宮に名前つけて呼ぶ仲島 信
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幼児の守宮可愛いと手に囲ふ三浦 絢子
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ほととぎす聞きし聞かぬとまた歩く鈴木 ゆり
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十薬の花卓上にスケッチ会藤田 静枝
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庭手入れ見えぬ藪蚊の総攻撃譲原 節子
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梅雨寒や快復祈りし友の逝く中村 常子
竹の子会
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黒南風や再放送のサスペンス苅野 玲子
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子燕をながむる誰もえびす顔渡辺 幸江
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桑の実に染まりし舌を見せ合ひっこ千葉ゆり子
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黒南風や雲龍の息荒々し安達久美子
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月下美人静かに揺れて五つ咲く苅野 節子
ミモザ会
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スカーフを風のなすまま花野ゆく佐々木巴里
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秋風や角に供華ある交差点三国 紀子
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話すかに書きゆく手紙秋灯下石橋万喜子
黒澤三主寿
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源氏やら平家やら初蛍かな黒澤三主寿