ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2015年4月号

一般投句

  • 境内に寄り添ふごとく紅白梅
    富所 敬子
  • 吉報のメールに涙春日向
    畔柳 葉子
  • 寒鴉貼り絵のごとく動かざる
    畑山 則子
  • 雨上り庭一面の蕗の薹
    滝口 智子
  • しなやかに薄紅のしだれ梅
    川口千代子
  • 雪の夜しずけさやぶるきゅうきゅう車
    きりいのぞみ

向原喜楽会・不動会・さくら会

  • 梅を見て緩りゆるりと寺詣
    安藤 虎雄
  • パッチワーク一針ごとに春を待つ
    柴崎 英子
  • 山容の墨絵ぼかしに春寒し
    武井 康子
  • 名木に梯子掛けあり冬構
    久保田光江
  • バレンタイン本命のチョコ供へたり
    鈴木恵美子
  • 天神の重なる絵馬に春の雪
    笹島美和子
  • 初空や晴れも曇りも吉として
    廣門登喜子
  • 揚雲雀眠たき昼の針仕事
    吉田 新子
  • 蝋梅の香り漂ふ先に富士
    川部 義明
  • 午後の日に湖の薄氷光りたる
    仲島 信
  • 雲晴れて凛と佇む雪の富士
    譲原 節子
  • 沈丁の香のうすれゆく道となる
    市川須美子
  • 夫逝きて彼岸親しくなりにけり
    石井 昭子
  • お雛様私とともに卒寿かな
    中村 常子
  • 春寒の朝の着替へも床の中
    服部嘉奈子

竹の子会

  • 初孫の知らせは春の息吹とも
    苅野 玲子
  • みどり子のにぎるこぶしに春日さす
    渡辺 幸江
  • 竹笊におさまることのなき針魚
    千葉ゆり子
  • 待春の繰返し見る旅雑誌
    安達久美子
  • 透きとほる浅瀬にゆれる針魚かな
    苅野 節子

ミモザ会

  • 雛壇を仕舞ひ茶室にもどしけり
    佐々木巴里
  • 春の雲ちぎれ行方を分ちたる
    三国 紀子
  • 頷きもことばのひとつ春灯
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • 身に応ふ今朝の余寒でありにけり
    黒澤三主寿
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