当院の水素水療法
当院の水素水サーバーは、発生直後の水素濃度1万ppm以上、水素水生成1分後の水素含有量1ppm、10秒間で200㏄の水素水を生成と公表されており、比較的ハイスペックな機種です。白濁した水素水が1回に200㏄生成され、10秒程度のインターバルで連続運転が可能です。使用水は蒸留水（純水）が指定されています。
水素水生成器は電気分解で発生した水素を水に溶かして生成しますが、電極が大きく電力量が大きいほど水素の発生量が増え、気密、更に加圧することで水への水素溶解量が増えます。当院の機種は小型の電子レンジぐらいの大きさで、水はペットボトルの純水（RO水）を使用しています。
水素は水素水からどんどん抜けていくので、生成したらすぐに飲むことが一番大切です。外出など、保存が必要なときにはアルミ容器（蓋までアルミのもの）に密封することで、ある程度の時間は水素濃度が保てます。私はガソリン用の厚手のアルミボトルを使っています。
水素水の飲用の健康効果については、飲用時に水素水が直接接触する口腔や咽喉頭、食道の細胞に水素の抗酸化効果を発揮してくれるかもしれないとおもっています。私のように酒呑みの方や喫煙者は、咽喉頭がん、食道がんになる可能性は高いので、水素水がわずかでもリスクを軽減してくれることを願っています。
花粉症やインフルエンザ、コロナ感染予防のため鼻うがいをしていますが、鼻うがいの水に水素水を使っています。鼻腔や咽頭は免疫細胞がたくさん集まり大量に活性酸素が発生しているので、水素水の効果が出やすいのではないかと期待しています。
おかげさまで、このコロナ禍でも一度も感染することなく診療を継続することができました。通常のうがいにも水素水を使っており、歯周病予防の効果も期待しています。以前はミントなどが入ったスースーするマウスウオッシュを頻繁に使っていたのが、今は水素水のみか、外出から帰宅時だけ水素水に少量のアズノールやイソジンを滴下する程度です。
健康効果以上に実感してるのは、水素水で淹れたコーヒーがきわめて美味しい、ということ。水素は熱で放散してしまい、飲む時には水素はほとんど残っていないので、抽出時に豆に抗酸化効果を発揮しているのだと信じています。また、水素水で炊いたご飯は美味く、みそ汁に使うと昆布や煮干しの出汁が良く出ますが、これも素材への抗酸化作用によるものとおもわれます。シジミや牡蠣を水素水にしばらく浸けてから調理すると、臭みが消えて食味がアップしますし、コンビニのサラダやスティック野菜は水素水で洗ってから食べると、味も歯ごたえも格段に良くなります。イオンで半額シールを貼られたお刺身も、水素水で洗ってあげると捌きたてとまでは申しませんが、十分晩酌の友になってくれます。
実は水素水は農業分野でも使われていて、水素水を散布した野菜や果実では収穫量が増えたり糖度や栄養価が上がったり、農薬使用量が減ったいう報告があり、水素水に関しては、今は健康面よりも食品への効果を期待しているところです。
余談（私にとっては最重要！）ですが、ウイスキーの水割りに水素水を使うと、味がまろやかになり、香ばしい香りや酸味甘味がいい塩梅に引き立ちます。二日酔いを軽減するという仲間もおりますが、これは飲む量（水素水ではなくアルコールの量）の影響が大なので、私自身での検証は今のところ困難です。
ページ先頭へ