ひもんや俳壇
2019年4月号
一般投句
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カーテンを開きて拝す春の富士滝口 智子
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窓叩く春の嵐に起こさるる畑山 則子
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走り来る友のブルーの春コート戸上 和
向原喜楽会・不動会・原町さくら会
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バレンタインデーに結ばれ末長く安藤 虎雄
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久々の夜半の雨音二月かな鈴木恵美子
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繕ひの母に及ばず針納む笹島美和子
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梅咲くと来客声をはづませて吉田 新子
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家族増え増えにふえたるお年玉川部 義明
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新しく寄進の鳥居午祭仲島 信
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冬の霧山幾重にも浮かびけり藤田 静枝
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白魚の小鉢へ箸はまっ先に譲原 節子
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探梅の心もありて伊豆の旅中村 常子
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咲くを待つ河津桜の並木道小林 智子
竹の子会
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踏み砕き小さき靴跡霜柱苅野 玲子
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初夢や枕叩いて一礼す渡辺 幸江
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塗椀を探す納戸に嫁が君千葉ゆり子
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冬菊や放置自転車線路添ひ安達久美子
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寒菊や名残の黄色そこここに苅野 節子
ミモザ会
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盆梅は源平にして咲ききそふ佐々木巴里
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前垂れに春の塵積む六地蔵三国 紀子
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一礼の影うつくしき春障子石橋万喜子
黒澤三主寿
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道筋を明るくしたる梅二月黒澤三主寿