ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2018年8月号

一般投句

  • 一つづつ蕾ふやしてレース編む
    滝口 智子
  • 逃げてゆく百足に無駄な足の無し
    畑山 則子
  • 口笛の細く流るる木下闇
    戸上 和
  • 紫陽花の色鮮やかに雨の中
    村上 充子

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • 一輪の花の王たる牡丹かな
    安藤 虎雄
  • 飛べるんだ緑の中へ雀の子
    鈴木恵美子
  • おもむろにほどく老舗の柏餅
    笹島美和子
  • 切株の力となりて蘖ゆる
    吉田 新子
  • 青葉風若葉風森ゆらしをり
    川部 義明
  • 雨やんで雨の重さの山法師
    仲島 信
  • 公園のシンボル泰山木の花
    三浦 絢子
  • 小唄会菖蒲模様の帯締めて
    鈴木 ゆり
  • 英虞湾の真珠眠れる涼しさよ
    譲原 節子
  • 一輪の梔子の花雨に濡れ
    中村 常子

竹の子会

  • 定まらぬ風に挑みし吹流し
    苅野 玲子
  • 掃き寄せて五右衛門風呂に杉落葉
    渡辺 幸江
  • 玻璃越しの卯の花腐し香をたく
    千葉ゆり子
  • 色褪せし飾り粽の五色糸
    安達久美子
  • 海ほほづきはじめて鳴りし子の笑顔
    苅野 節子

ミモザ会

  • 気に入りの少し派手めの夏帽子
    佐々木巴里
  • 筆太にどぜうと書かれ麻のれん
    三国 紀子
  • 草はらに風すこし立ち蛍狩
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • 牡丹の音なき音に崩れけり
    黒澤三主寿
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