ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2018年6月号

一般投句

  • 街路樹の橡の花色うす紅かき
    富所 敬子
  • 空青く右に左に藤の花
    滝口 智子
  • 囀のふくらむ木々や海平ら
    畑山 則子
  • 青梅の指先ほどに育ちをり
    戸上 和

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • 無縁塚へ手向く一輪彼岸かな
    安藤 虎雄
  • 春雪を拂ひ大仏高々と
    鈴木恵美子
  • 風さへも彼岸の入りを告げてをり
    小針カツ子
  • 野仏に供ふる水の温みをり
    笹島美和子
  • 春帽子昨日の顔と別の顔
    吉田 新子
  • 植替へし花も満開かむろ坂
    川部 義明
  • 屋根替の国宝シート確とかけ
    仲島 信
  • ベランダの木の芽草の芽賑やかに
    藤田 静枝
  • 思ひ出やさくら並木のかくれんぼ
    三浦 絢子
  • 猫眠る濡れ縁のあたヽかさかな
    鈴木 ゆり
  • 春の花色とりどりに路地住まひ
    譲原 節子
  • 八重桜夫の介護の日々のこと
    中村 常子

竹の子会

  • ものの芽の尖りの失せて子らの声
    苅野 玲子
  • 楼門をすぢかひに飛び揚雲雀
    渡辺 幸江
  • 目的地集合写真山笑ふ
    千葉ゆり子
  • 無理かもと春泥の道遠回り
    安達久美子
  • 雲雀鳴くひときは高きところより
    苅野 節子

ミモザ会

  • あぢさゐや母の遺愛の蛇の目傘
    佐々木巴里
  • 紫陽花の藍深まれば毬かしぎ
    三国 紀子
  • 子は貝を宝物とし磯遊び
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • 川底にうごめくものも水温む
    黒澤三主寿
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