ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2018年4月号

一般投句

  • 豆撒きを忘れて残る鬼の面
    富所 敬子
  • 天国へ夫旅立ちぬ涅槃西風
    滝口 智子
  • 春の土その手触りの心地良き
    畑山 則子
  • 修行僧並びて行くや春の雨
    戸上 和

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • 福寿草肩寄せあって咲きにけり
    安藤 虎雄
  • 初詣犬にも春着着せてをり
    鈴木恵美子
  • 銀世界北国の日々晴よ来い
    小針カツ子
  • 肘高に一気一句を筆初
    笹島美和子
  • 今日稽古はじめ心の定まりし
    吉田 新子
  • 朝焼のあざやかなりし寒の森
    川部 義明
  • 都会にも深き森あり初あかね
    仲島 信
  • 初場所の勝者日本語おぼつかな
    藤田 静枝
  • 船旅の太平洋は寒凪げる
    三浦 絢子
  • 初日待つ屋根一列の雀かな
    譲原 節子
  • 白椿大きく開くびんの中
    市川須美子
  • 大雪に足奪はれて籠の鳥
    中村 常子

竹の子会

  • カーテンの隙間初日に起こされて
    苅野 玲子
  • 奉書紙に墨痕かもす淑気かな
    渡辺 幸江
  • つくばねの音響き来る路地の奥
    千葉ゆり子
  • 争ひの無き世を願ふ去年今年
    安達久美子
  • 新年の日射し輝く東窓
    苅野 節子

ミモザ会

  • 今年まだ庭の巣箱に鳥の来ず
    佐々木巴里
  • 明るさはどの花よりもチューリップ
    三国 紀子
  • 春暁の欄間に透きて花鳥かな
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • なほ生きて生かされて年迎へけり
    黒澤三主寿
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