ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2017年11月号

一般投句

  • 虫の音に誘はれ朝の目覚めかな
    富所 敬子
  • 月を待つ白兎てふ木の白き花
    滝口 智子
  • 草ロールおちこちにあり秋高し
    畑山 則子
  • 大漁旗一度にゆれて鰯雲
    戸上 和
  • 明け方の初秋の風の清しさよ
    出口 盈子
  • み仏の供花はしばらく菊ばかり
    須藤 祥二

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • 原っぱの野球の子らに雲の峰
    安藤 虎雄
  • 手術後のやっと歩けし墓参かな
    鈴木恵美子
  • 夕焼や華やかなるもまた淋し
    小針カツ子
  • 墓洗ひ我家の水を供へけり
    笹島美和子
  • 民宿の浴衣姿は外国人
    吉田 新子
  • 二代目を連れて住職棚経に
    川部 義明
  • わが町に入れば外すサングラス
    仲島 信
  • すれ違ふ浴衣いつもと違ふ顔
    藤田 静枝
  • 葉を隠し花の盛りの百日紅
    譲原 節子
  • 冷房の位置確かめて席に着く
    市川須美子
  • 船頭の唄声のせて夏の川
    中村 常子

竹の子会

  • 大声援右や左に西瓜割り
    苅野 玲子
  • 奥多摩の水音清し新豆腐
    渡辺 幸江
  • 白波とマリンブルーの朱夏の海
    千葉ゆり子
  • 影追って子らも回るや走馬燈
    安達久美子
  • 一日を短しと鳴く法師蝉
    苅野 節子

ミモザ会

  • 湖に枝差しのべて初紅葉
    佐々木巴里
  • 冬菊の小振りなる程心引く
    三国 紀子
  • 稽古場にひとり習ひの夜寒かな
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • サングラス外して道を尋ねけり
    黒澤三主寿
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