ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2017年4月号

一般投句

  • 部屋ごとの暦の匂ふお正月
    富所 敬子
  • 梅の香やシャッターの音はしゃぐ子ら
    滝口 智子
  • 心地よき雪解雫の音を聴く
    畑山 則子
  • 春一番スカーフ空に持ち去られ
    戸上 和
  • 黄昏の風の柔らぐ春の香よ
    出口 盈子

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • また同じやうな顔ぶれ忘年会
    安藤 虎雄
  • 忘れたるしるしもありし古暦
    鈴木恵美子
  • ぼろ市に時代の流れ十二月
    小針カツ子
  • その中に僧もまじりて年忘
    笹島美和子
  • 老犬を乗せ乳母車冬ぬくし
    吉田 新子
  • 冬牡丹我が家の庭を華やかに
    川部 義明
  • おいでやすとホテルのロビー古書屏風
    仲島 信
  • 急ぎきて乗り遅るバス日の短
    藤田 静枝
  • 大木の影に毅然と実千両
    譲原 節子
  • 鴫来るなんと激しき身繕ひ
    市川須美子
  • 来年もまたねと笑顔年忘
    中村 常子
  • マスクしてマスクの人を避けにけり
    石井 昭子

竹の子会

  • 子供らの歓声の先雪つぶて
    苅野 玲子
  • 産土をはじき咲きをり福寿草
    渡辺 幸江
  • 雪礫頬を真っ赤に膨らませ
    千葉ゆり子
  • 言葉には出来ぬ思ひを雪礫
    安達久美子
  • 年重ね静かに過ぎるお正月
    苅野 節子

ミモザ会

  • 白梅の枝ぶりのまま壺に挿し
    佐々木巴里
  • 蛇行にも勢ひありて春の川
    三国 紀子
  • 日も月も波に遊ばせ春の海
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • だんだんに声の大きく師走妻
    黒澤三主寿
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