ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2017年2月号

都合により二月号分はお休みのため、一月号分をここに掲載します

一般投句

  • 釣人の憩ふ初冬の伊豆の海
    富所 敬子
  • またひとりホームを去りぬ秋の暮
    滝口 智子
  • ちゃんづけで呼ばれ加はる日向ぼこ
    畑山 則子
  • 遠き日や祖母の面差し菊枕
    戸上 和
  • 山里の誰に送るやつるし柿
    出口 盈子
  • 秒針の妙にせはしき師走かな
    須藤 祥二

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • イチローと竜馬主役の菊人形
    安藤 虎雄
  • 実を拾ひこの街路樹を橡と知る
    鈴木恵美子
  • 菊人形衣装は小紋すまし顔
    小針カツ子
  • 得意気に採りきしはみな毒茸
    笹島美和子
  • 秋しぐれ駈けて来る子を抱き留めし
    吉田 新子
  • 男手に箪笥出し入れ冬支度
    川部 義明
  • 主亡く咲き放題の小菊かな
    仲島 信
  • 色づきし花水木の葉実もまっ赤
    藤田 静枝
  • 雲晴れて名月夜半に凛として
    譲原 節子
  • 雨しとど折倒されて曼珠沙華
    市川須美子
  • 亡き夫の齢を超えて敬老日
    中村 常子
  • 子も孫も集ひし今日の栗ごはん
    石井 昭子

竹の子会

  • 風除に守られ老いの住家かな
    苅野 玲子
  • 言の葉の美しき国文化の日
    渡辺 幸江
  • 山茶花の垣根の内に住むは誰
    千葉ゆり子
  • 廃屋に枝たわませて青蜜柑
    安達久美子
  • 冬日和ジョギングコース賑はひて
    苅野 節子

ミモザ会

  • 甲板で乾杯交はす初日の出
    佐々木巴里
  • 大鳥居見え初詣ごころなる
    三国 紀子
  • 初鳥やゆふべのままの紙とペン
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • もう少し炊けばよかった栗の飯
    黒澤三主寿
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