ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2016年10月号

一般投句

  • ミニトマト終りのひとつ熟れ落ちぬ
    富所 敬子
  • 墓参り叶はぬ齢となりにけり
    滝口 智子
  • 遠き日の祖母との暮らし蕎麦の花
    畑山 則子
  • 大夕立去りて土の香立ちのぼり
    戸上 和

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • 塩かけてかぶりつきたる西瓜かな
    安藤 虎雄
  • 向日葵を挿せばぐらりと向きを変へ
    鈴木恵美子
  • 帰省してみても両親もう居らず
    小針カツ子
  • 山荘のこれも手作り団扇立
    笹島美和子
  • 網戸より森よりの風入れにけり
    廣門登喜子
  • 表札のまだのこりをり夾竹桃
    吉田 新子
  • 棚経の住職二代目を連れて
    川部 義明
  • きらきらと七夕飾森広場
    仲島 信
  • 眼裏に母確とをり胡瓜もみ
    藤田 静枝
  • 西瓜食べつゝ終戦の話聞く
    鈴木 ゆり
  • 深山路の雨の中なる濃紫陽花
    譲原 節子
  • 夏の海北欧商船岸壁に
    市川須美子
  • 誕生日迎へし朝の濃紫陽花
    中村 常子
  • 汗の子を汗の母より受け取りぬ
    石井 昭子

竹の子会

  • 羅を纏ひし女の白き肌
    苅野 玲子
  • 初嵐女性都知事の誕生す
    渡辺 幸江
  • 誰も彼もひとつとなりて踊りの輪
    千葉ゆり子
  • ワンテンポ遅れる父の踊りやう
    安達久美子
  • 駅前が大音響の盆踊り
    苅野 節子

ミモザ会

  • 名月やヒマラヤ杉の向かうより
    佐々木巴里
  • 百日紅とうに百日過ぐるとも
    三国 紀子
  • 手庇の上に降りくる松手入れ
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • 帰省子に力仕事が待ってをり
    黒澤三主寿
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