ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2016年6月号

一般投句

  • 子供の日孫のタッチに力負け
    富所 敬子
  • 背比べしているやうに葱坊主
    畑山 則子

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • 両岸の花しなやかに招きをり
    安藤 虎雄
  • 春風やパパより先に駈け出す子
    鈴木恵美子
  • そっと覗く梅に目白でありにけり
    小針カツ子
  • 橋いくつくぐりて來しや水温む
    笹島美和子
  • 陽炎の歩けばゆれて遠のける
    廣門登喜子
  • ふき味噌も時には主役朝餉食ぶ
    吉田 新子
  • うららかや園児の列が森を行く
    川部 義明
  • 春めくや田に人影とトラクター
    仲島  信
  • 工事場のビルの高さの灯おぼろ
    藤田 静枝
  • 椀だねは花麩さわらび祝膳
    鈴木 ゆり
  • 三月の京を心に旅支度
    譲原 節子
  • 手助けを頼み旧家の雛飾り
    市川須美子
  • 春や春三味の音にもはやり唄
    中村 常子

竹の子会

  • 暖かや犬の寝息に釣られさう
    苅野 玲子
  • 尼寺の厳しき言葉あたたかし
    渡辺 幸江
  • 紅梅のひときわ濃ゆき円覚寺
    千葉ゆり子
  • ラジオよりスローバラード朧の夜
    安達久美子
  • 七十年歴てなほ友のあたたかし
    苅野 節子

ミモザ会

  • 白菖蒲たっぷりと活け青磁壺
    佐々木巴里
  • 草引いてありその中に十薬も
    三国 紀子
  • 更衣させてやりたき遺影かな
    石橋万喜子
  • 朧夜の人出まばらな銀座かな
    島本 滋子

黒澤三主寿

  • 生きてまたわが古雛にも会へし
    黒澤三主寿
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