ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2016年5月号

一般投句

  • お花見や思はぬ人と出会ひあり
    富所 敬子
  • 大空を我も飛びたし百千鳥
    滝口 智子
  • 強東風や波のくだける音に覚め
    畑山 則子
  • 桜伐るブルドーザーの音かなし
    安藤 菊江

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • 節分の舞台整ふ本門寺
    安藤 虎雄
  • 立春や豆二粒を拾ひたり
    鈴木恵美子
  • 紅梅の香りやさしき路地に住む
    小針カツ子
  • 梅林に茶店の旗の翻り
    笹島美和子
  • 一病を払ふ勢ひ豆を撒く
    廣門登喜子
  • 春めくやみな八十路とは思へざる
    吉田 新子
  • 豆撒きが始まると声かけられし
    川部 義明
  • 鶯の越後なまりか口ごもる
    仲島  信
  • 卓囲む声ひそませる初音かな
    藤田 静枝
  • 歳重ねバレンタインの日とは何
    鈴木 ゆり
  • 立春の皇居の堀にかもめ舞ひ
    譲原 節子
  • 山積みの捨てよか迷ふ古日記
    市川須美子
  • 豆撒きもして賑はひの旅の宿
    中村 常子

竹の子会

  • 香り降る見上ぐればほら梅の花
    苅野 玲子
  • 山国を愛想づかして雪解川
    渡辺 幸江
  • 山頂へ続く鉄塔遠霞
    千葉ゆり子
  • 住む人の無き門前の雪も解け
    安達久美子
  • 山へ向け火焔の走る野焼きかな
    苅野 節子

ミモザ会

  • 春眠やかたへに夫の居るやうな
    佐々木巴里
  • 膨らみを確かむる日々花蕾
    三国 紀子
  • ぼんぼりの灯りて花の息づかひ
    石橋万喜子
  • 朝寝してゆっくりトーストハムエッグ
    島本 滋子

黒澤三主寿

  • 冴返ることも心に旅支度
    黒澤三主寿
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