ひもんや俳壇
2016年4月号
投句
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サイネリア花色違ひ愉しみぬ富所 敬子
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一列に蕾の並び君子欄滝口 智子
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春を待つ心を胸に貝拾ふ畑山 則子
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白がまうまほうがかかるゆきのくにきむらふみか
向原喜楽会・不動会
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爺々と呼ばれうれしや初電話安藤 虎雄
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金色に輝く校舎初日射す鈴木恵美子
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寄り添ふも向きそれぞれに福寿草笹島美和子
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手袋を忘れし店の名も忘れ廣門登喜子
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梅一輪この家も代替りせし吉田 新子
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駅前の往き交ふ人のみなマスク川部 義明
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三寒の東京富士の四温晴仲島 信
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拝む人万歳も沸く初日かな藤田 静枝
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年あらた無事を感謝の長湯かな譲原 節子
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半月にそふ星ひとつ初夜空市川須美子
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元旦の清らかな空賜りし中村 常子
竹の子会
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大空を纏ひし冬の木立かな苅野 玲子
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福耳の人と並びて初詣渡辺 幸江
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新たなる決意を胸に初句会千葉ゆり子
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初詣願ひの多き人に付き安達久美子
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「早春賦」歌で始まるクラス会苅野 節子
ミモザ会
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小犬抱きテレビの野球見てのどか佐々木巴里
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洋館の窓春の灯をこぼしをり三国 紀子
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天麩羅にさみどりの透く蕗の薹石橋万喜子
黒澤三主寿
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初日待つ街の静まり返りをり黒澤三主寿