ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2015年6月号

一般投句

  • 満開を留め置きたきに花吹雪
    富所 敬子
  • 美容師の手際の良さや春うらら
    滝口 智子
  • 鳥曇正午を告げるオルゴール
    畑山 則子
  • 風光る自ぜんの中の万げきょう
    きりいのぞみ

向原喜楽会・不動会・さくら会

  • 今年また万朶の桜目黒川
    安藤 虎雄
  • 囀りの上手も下手もありにけり
    柴崎 英子
  • 師の癒えて和める席に花香る
    武井 康子
  • ひそやかに群れ咲き一人静なる
    久保田光江
  • 朝桜生きてゐますと深呼吸
    鈴木恵美子
  • 手拍子の中はにかんで一年生
    笹島美和子
  • 万緑の森一望の窓辺かな
    廣門登喜子
  • ベランダを桜名所と定めたり
    吉田 新子
  • 気になりし大樹伐られて春日燦
    川部 義明
  • 擦れ違ふ乗合ひ舟に花吹雪
    仲島 信
  • 倒れたる箒起こせば蟻の列
    譲原 節子
  • 線香の火を消して発つ初夏の旅
    市川須美子
  • 真っ先に母に供へし新茶かな
    石井 昭子
  • なつかしき神田祭と人の波
    中村 常子
  • 地虫出て盆栽に餌を求め行く
    服部嘉奈子

竹の子会

  • 薄墨を流すがごとく春の暮
    苅野 玲子
  • 百千鳥山家の朝の目覚めかな
    渡辺 幸江
  • 園庭にきちんと並びチューリップ
    千葉ゆり子
  • 百千鳥朝の門出を祝ひをり
    安達久美子
  • 春の暮浮き立つ木々のシルエット
    苅野 節子

ミモザ会

  • お茶室に著莪の花活け雨の午後
    佐々木巴里
  • 白日傘菓子屋の前で畳まるる
    三国 紀子
  • 薔薇一輪三面鏡に花ふやす
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • 忽ちに庭の余白を埋め若葉
    黒澤三主寿
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