ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2014年11月号

一般投句

  • 宵神輿音に出づれば月もあり
    富所 敬子
  • 仮名書きの文秋草を匂はせて
    戸田 徳子
  • 人の世は出逢ひと別れ秋の雲
    畔柳 葉子
  • 水切れて悲鳴あげてるほうせん花
    きりいのぞみ
  • 赤とんぼ遊び足らぬをぐずる子に
    畑山 則子

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • 猛暑にも負けず米寿を迎へけり
    安藤 虎雄
  • ランプ消え人声も消え星月夜
    柴崎 英子
  • 盆がへり集ひなつかし里の味
    武井 康子
  • 信号をバイクに待てる盆の僧
    久保田光江
  • 盆休都会の道はひっそりと
    鈴木恵美子
  • 山荘のひとりに惜しき星月夜
    笹島美和子
  • 星月夜一つ覚えの七つ星
    廣門登喜子
  • 山宿につまびくギター星月夜
    吉田 新子
  • 若き日の大志はいづこ秋立ちぬ
    川部 義明
  • 満ち汐の一番出舟朝涼し
    仲島 信
  • モンゴルの山脈に星月夜かな
    藤田 静枝
  • エプロンに豌豆たんと貰ひけり
    服部嘉奈子
  • 手花火の玉のとろりと落ちにけり
    石井 昭子
  • 蜩は門限なりし幼き日
    市川須美子
  • 打ち上げる花火の音の胸に響く
    譲原 節子

竹の子会

  • 雨音に眠れぬ夜や秋出水
    苅野 玲子
  • むらさきの神秘の色よ鳥兜
    渡辺 幸江
  • 紫の兜の群やとりかぶと
    千葉ゆり子
  • 鬼にでも踏まれたやうに石榴割れ
    安達久美子
  • 紫の花高々ととりかぶと
    苅野 節子

ミモザ会

  • つくばひのあたりまっさき彼岸花
    佐々木巴里
  • 墓原に盆の名残の香と色と
    三国 紀子
  • 駅弁の紐のくれなゐ豊の秋
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • 麓の灯めざして下る星月夜
    黒澤三主寿
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