ひもんやだよりWEB版
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ひもんや内科消化器科診療所
〒152-003 目黒区碑文谷2丁目6-24
TEL.03‐5704‐0810

ひもんや俳壇

2014年10月号

一般投句

  • 空澄みて子ら駆け行きぬ新学期
    富所 敬子
  • 色鳥にしばし掃く手を休ませて
    戸田 徳子
  • 年重ね病ひも忘れ盆踊
    畔柳 葉子
  • 初なすびわ切りの酢づけこんと白
    きりいのぞみ
  • 秋蝶に目をうばはれて歩を止めし
    畑山 則子

向原喜楽会・不動会・原町さくら会

  • 草少し抜いただけでも玉の汗
    安藤 虎雄
  • 見知らぬ町見慣れし町の百日紅
    柴崎 英子
  • 記念樹の百日紅撫で娘は嫁ぐ
    武井 康子
  • なつかしむ白玉を娘とつくりし日
    久保田光江
  • みそ汁に香り広がる茗荷の子
    鈴木恵美子
  • 奥の院そのまた奥の苔清水
    笹島美和子
  • 西瓜売ぽんと弾きて旨いよと
    廣門登喜子
  • 今やみし雨粒のせて蓮揺るる
    吉田 新子
  • 夾竹桃これ見よがしの崖の上
    川部 義明
  • 大花火戦火の御霊供養かな
    仲島 信
  • 子雀の声を消したる俄雨
    藤田 静枝
  • 番犬のお気に入りなる簾蔭
    服部嘉奈子
  • 炎天の影曳き急ぐ乳母車
    石井 昭子
  • 炎天をおそれ不義理をしてまふ
    市川須美子
  • 梓川満々と水梅雨晴間
    譲原 節子

竹の子会

  • 桐一葉我に返りし新学期
    苅野 玲子
  • この涙螢袋に閉じ込めむ
    渡辺 幸江
  • 吊荵貴方待つ夜の風に揺れ
    千葉ゆり子
  • 善と悪鬩ぎ合ひして大ねぷた
    安達久美子
  • 出陣の武者絵際立つ大ねぷた
    苅野 節子

ミモザ会

  • 名月やヒマラヤ杉の向かうより
    佐々木巴里
  • 奪衣婆の厚塗り化粧秋暑し
    三国 紀子
  • 手庇の上に降りくる松手入れ
    石橋万喜子

黒澤三主寿

  • 見えねども花火の音に落着かず
    黒澤三主寿
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