医療情報

梅はその日の難逃れ、というように、祖先の時代から梅の健康への効果は実感されていますが、近年、梅が糖尿病や高血圧などの生活習慣病や、ウイルス性肝炎やピロリ菌などの感染症、そしてがんにも効果があることが、具体的に明らかになってきました。

梅エキスは肝機能障害を改善します

C型肝炎の患者さん、脂肪肝の患者さんにミサトール（Adabio社の梅エキス）が服用することで、肝機能（γGTP）が改善します。【Fig.1】

梅エキスの癌細胞に対する効果

培養した胃癌細胞、白血病細胞にミサトール（Adabio社の梅エキス）を加えると、癌細胞が死滅することがわかりました。【Fig.2】

どうして梅エキスが効くの？

血液中の顆粒球（G）とリンパ球（L）の比率、G/L比が高いほど癌になりやすく、癌患者の予後も悪いことがわかっています。【Fig.3】

梅エキスを服用すると、G/L比が低下します。

梅果汁を煮詰めた梅エキスに含まれるトリペルテノイド分画が、G/L比を下げる有効成分であると考えられています。【Fig.4】

膵臓癌が縮小しました

治療手段のない再発性膵頭部癌の患者さんに対し、ミサトール（Adabio社の梅エキス）を服用させたところ、腫瘍が縮小し、腫瘍マーカーの値も改善、G/L比も低下していました。【Fig.5,6】

肝臓癌が縮小しました

治療手段のない再発性肝臓癌の患者さんに対し、ミサトール（Adabio社の梅エキス）を服用させたところ、腫瘍が縮小し、腫瘍マーカーの値も改善、G/L比も低下していました。【Fig.7,8】

梅エキスの効果については、全国の大学病院、研究機関からたくさんの報告が出はじめています。

作用機序など、まだまだわかっていないことも多いのですが、癌の術後の方、癌を予防したい方、生活習慣病が気になる方は、毎日の食事取り入れることをおすすめします。